スマホの画面や動画をテレビに映す方法は、大きくミラーリング(画面全体を映す)とキャスト・AirPlay(動画をテレビ側で再生する)とケーブルでつなぐの3つです。無線の場合は、スマホとテレビ(または接続した機器)が同じWi-Fiネットワークにつながっている必要があります。iPhoneはApple TVかAirPlay対応のスマートテレビ、AndroidはGoogle Castに対応したテレビやChromecastなどが要ります(対応する機器の最新の一覧は、公式で確認してください)。
この記事では、AppleとGoogleの公式ヘルプの手順をもとに、iPhoneとAndroidのそれぞれのやり方、映らない時の確認をまとめます。
(確認元:Apple サポート「Use AirPlay to stream video or mirror the screen of your iPhone or iPad」(2026年5月15日公開)、Google Cast ヘルプ「Google Cast 対応アプリからテレビやディスプレイにメディアをキャストする」、Google Pixel ヘルプ「Google Pixel の画面を共有する」。確認日:2026年10月19日。画面の表示や手順は、機種とOSのバージョンで違います)
3つの方法の違い
| 方法 | できること | 必要なもの |
|---|---|---|
| 画面ミラーリング | スマホの画面をそのまま映す | iPhone:Apple TV、またはAirPlay対応のスマートテレビ。Android:Google Cast対応のテレビやChromecastなど |
| AirPlay・キャスト | 動画や写真を、テレビ側で再生する。再生中も、スマホで操作できる場合がある(一般的な説明) | 対応アプリと、同じWi-Fiネットワーク |
| ケーブル接続 | スマホの画面を、ケーブルで外部モニターやテレビに映す | 機種によって、USB-Cなどの映像出力に対応したケーブル(Google Pixelでは、Pixel 8以降が、DisplayPort/HDMI-USB-Cケーブルで接続できると案内されている) |
iPhoneで映す(AirPlay)
動画を映す
- iPhoneを、Apple TV、AirPlay対応のスマートテレビ、またはMacと同じWi-Fiネットワークにつなぐ
- 映したい動画を開く
- AirPlayボタンをタップする(アプリによっては、先に別のボタンをタップする必要がある。例:「写真」アプリでは、共有ボタンを押してからAirPlayボタン)
- 一覧から、テレビを選ぶ
- 止める時は、同じAirPlayボタンをタップして、iPhoneを選ぶ
画面全体を映す(画面ミラーリング)
- iPhoneを、映したいテレビと同じWi-Fiネットワークにつなぐ
- コントロールセンターを開く(iPhone X以降は、画面の右上から下にスワイプ)
- 「画面ミラーリング」のボタンをタップし、テレビを選ぶ
- テレビにAirPlayのパスコードが表示されたら、iPhoneに入力する
- 止める時は、コントロールセンターの「画面ミラーリング」から「ミラーリングを停止」を選ぶ
Appleは、動画アプリによっては、AirPlayに対応していないものがある、と書いています。使えない時は、そのアプリがApple TVで使えるかを、App Storeで確認します。設定の「AirPlayとContinuity」の「自動でAirPlay」で、よく使う機器に自動で接続する動作を、「しない」「確認」「自動」から選べます。
Androidで映す(Google Cast)
Googleのヘルプでは、次のものが対象です。Android 6.0以降のAndroidスマートフォン、iOS 12.0以降のiPhone、Google TV Streamer(4K)、Google Cast対応テレビです。Chromecastは、手順の説明文には出てきますが、対応するテレビやディスプレイの一覧には載っていませんでした(現行の対応は公式で確認してください)。
動画をキャストする
- スマホを、Chromecast、Google TV Streamer(4K)、Google Cast対応テレビと同じWi-Fiネットワークにつなぐ
- Google Cast対応アプリを開く
- アプリの「キャスト」アイコンをタップし、テレビを選ぶ(アイコンの場所はアプリで違う)
- つながると、アイコンが点灯する。止める時は、アイコンから切断する
画面全体をキャストする(Google Pixelの場合)
Google Pixelのヘルプでは、「設定」の「接続済みのデバイス」→「接続の詳細設定」→「Google Cast」で、1つのアプリか画面全体かを選び、リストからテレビをタップします。クイック設定にキャストを追加しておくと、画面の上から下にスワイプして使えます。ほかのメーカーのAndroidでは、名前や場所が違う場合があります。
映らない・見つからない時の確認
- 同じWi-Fiか確認する:スマホとテレビが別のネットワークにつながっていると、見つかりません。Googleのヘルプには、家で使える別々のネットワークが複数ある場合、Androidが電波の強さに応じて自動でネットワークを切り替えることがある、と書かれています。これを防ぐには、スマホのWi-Fi設定で別のネットワークを削除して、キャスト先と同じネットワークにそろえる方法や、「ネットワークとインターネット」の設定で「接続の自動調整」をオフにする方法(キャストを始めたあとにオンに戻せる)が案内されています。ネットワーク名が複数あるのは、たとえば2.4GHz用と5GHz用に分かれている場合です(一般的な説明)
- アプリが対応しているか確認する:キャストのアイコンやAirPlayのボタンが出ないアプリは、その機能に対応していません
- アプリを最新にする:Googleは、最新バージョンのGoogle Cast対応アプリを使うよう案内しています
- ローカルネットワークの許可:Googleは、iOS 14以降のスマホでは、Cast対応機器を検出するために、ローカルネットワークを有効にする必要がある、と書いています
- テレビ側の設定と入力:テレビ側でAirPlayやGoogle Castを使える設定になっているか、説明書で確認します
配信サービスやアプリによっては、キャストやAirPlayに対応していないものがあります(Appleのページにも、AirPlayに対応していない動画アプリがあると書かれています)。サービスごとの対応は、今回の資料では確認していません。使いたいサービスの公式ヘルプで確認してください。
テレビ側で直接見る方法もある
スマホの画面を映さなくても、テレビのアプリやストリーミング端末で、直接配信を見る方法があります(テレビで動画配信を見る方法)。スマホのデータ量を減らしたい時は、Wi-Fiでテレビに映す方法が向いています(スマホで動画を見るデータ量とプランの選び方、スマホのデータ使用量を確認して減らす方法)。
まとめ
- 映し方は、ミラーリング・AirPlayやキャスト・ケーブルの3つ。無線は、スマホとテレビが同じWi-Fiにつながっていることが前提
- iPhoneはApple TVかAirPlay対応のスマートテレビ、AndroidはGoogle Cast対応のテレビやChromecastなどが必要(対応する機器の最新の一覧は、公式で確認する)
- 見つからない時は、同じWi-Fiか、アプリの対応、アプリの更新、ローカルネットワークの許可を確認する


