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iPhoneの写真・動画が消えた時の確認|復旧サービスの選び方

iPhoneの写真や動画が消えた・見られない時は、業者に出す前に、削除した項目の保管場所、iCloudやパソコンのバックアップ、強制再起動の3つを確認します。それでも戻らない場合に、データ復旧サービスを検討する流れです。端末を初期化したり、パスコードが分からなかったりすると、FIREBIRDの公式FAQではデータ復旧ができないとされているため、確認の順番が大切です。

この記事では、Apple公式サポートの案内と、iPhoneデータ復旧サービス「FIREBIRD」の公式サイトの記載を突き合わせて、自分で試せる確認と、復旧サービスを選ぶ前に見る項目をまとめます。

(確認元:Appleサポート「iPhone、iPad、Mac、またはApple Vision Proで削除された写真を復元する方法」「写真アプリで写真やビデオがなくなった場合」「iCloudバックアップの対象となるもの」「iPhone、iPad、iPod touchをバックアップから復元する」「iPhoneの電源が入らない場合や画面が真っ黒な場合」「iPhoneがAppleロゴでフリーズする場合」、FIREBIRD公式サイトのトップページ。確認日:2026年10月29日。サービス内容・料金・営業日は変わることがあります)

まず、端末が動く場合の確認

画面が映り、写真アプリが開くなら、データが消えたのではなく、別の場所に移っているだけの場合があります。Appleのサポートには、次の確認先が書かれています。

確認先 Appleサポートの記載
最近削除した項目 写真やビデオを削除すると「最近削除した項目」アルバムに移り、30日間保管される。30日を過ぎると削除され、取り戻せない。復元はこのアルバムで写真を選んで「復元」をタップする
非表示アルバム 写真を非表示にすると「非表示」アルバムにしか表示されず、なくなったように見える。「非表示を解除」で元に戻せる
iCloud写真 iCloud写真がオンか確認する。有効にした後は、Wi-Fiに接続してしばらく待ってから、もう一度探す
共有ライブラリ 一部の写真は、共有ライブラリのビューにしか表示されない場合がある。ライブラリの表示を切り替えて確認する

このほか、iCloud.comの「写真」にも「最近削除した項目」があります。パソコンやほかの端末から確認できるため、iPhoneの画面が見えにくい時にも使えます。

テレビに映したい動画が見つからないだけなら、データの問題ではなく、転送や接続の手順で解決することもあります(スマホの画面をテレビに映す方法)。

起動しない・画面が映らない時の確認

電源が入らない、画面が真っ黒、Appleロゴから進まない、といった場合は、データの取り出しより先に、Appleが案内する基本の操作を試します。

  1. 充電する:Appleは、電源が入らない場合は1時間充電してからやり直すよう案内しています
  2. 強制的に再起動する:Face ID搭載のiPhoneは、音量を上げるボタンを押して放し、音量を下げるボタンを押して放し、サイドボタンをAppleロゴが出るまで長押しします。ロゴが出るまで10秒以上かかることがあります。機種ごとに操作が違うため、Appleのページで自分の機種を確認します
  3. Appleロゴで止まった時:復元や移行の途中では、Appleロゴと進行状況バーが1時間以上表示されることがあります。Appleは、バーが1時間以上動かない場合に、コンピュータに接続する手順に進むよう案内しています。その途中で「アップデート」か「復元」かの選択を求められたら、Appleは「アップデート」を選ぶよう案内しています。「復元」を選ぶとiPhoneが消去(初期化)されます
  4. それでも直らない時:Appleは、修理サービスが必要な場合があるとしています

ここで注意したいのは、端末の初期化や「復元」を安易に実行しないことです。後で説明するFIREBIRDの公式FAQには、初期化された端末からのデータ復旧はできない、と書かれています。写真や動画が必要な場合は、操作の前に、バックアップがあるかを確認します。

バックアップから戻せるか確認する

Appleのサポートによると、iCloudは「同期」と「バックアップ」の2つの方法でデータを保管します。iCloud写真をオンにしている場合、写真やビデオは同期され、iCloudバックアップとは別に保管されます。iCloud写真をオンにしていない場合は、写真アプリやカメラロールの写真とビデオが、iCloudバックアップの対象になる可能性があります。

戻す方法 Appleサポートの記載
iCloudバックアップから デバイスの電源を入れ、「アプリとデータを転送」画面で「iCloudバックアップから」をタップする。Apple Accountにサインインし、各バックアップの日付とサイズを確認して選ぶ。すでに設定済みの端末は、先にデバイスを消去する必要がある
コンピュータのバックアップから MacはFinder、WindowsはAppleデバイスアプリを開き、USBケーブルで接続して「バックアップを復元」を選ぶ。暗号化バックアップの場合は、パスワードの入力を求められる

バックアップから戻す操作は、端末の消去を伴う場合があります。戻す前に、バックアップの日付が目的のデータより新しいかを確認します。スマホのデータ容量や保存先の整理は、スマホのデータ使用量を確認して減らす方法でも説明しています。

復旧サービスを選ぶ前に見る項目

自分で試せる確認をしても戻らない時は、データ復旧サービスに相談する方法があります。ここでは、FIREBIRDの公式サイトに書かれている内容を例に、どの項目を比べるかを整理します。

確認項目 FIREBIRD公式サイトの記載(2026年10月29日確認)
対象の症状 電源が入らない、水没、リンゴループ(Appleロゴから進まない)、タッチパネルが反応しない、画面が暗い、などを掲載。電源が入る端末でも、起動しない端末でも依頼できるとしている
対象の機種 iPhone・iPad・Androidの依頼ができる。対応機種一覧にない機種でも、受付できる場合がある
依頼の方法 郵送での受付で、全国から依頼できる。ご依頼フォームに入力して集荷を頼む方法と、自分で端末を発送する方法がある
店舗への持ち込み 公式サイトのトップページには、店舗での受付の記載を確認できなかった(未確認)。持ち込みを考える場合は、公式サイトで確認する
診断と料金 成功報酬の料金で、復旧できなかった場合も、本体・基板調査の作業費4,980円(税込)は修理の可否を問わず必要と書かれている(お客様都合のキャンセルの場合の扱いも公式FAQに記載があるため、条件は公式で確認する)。症状ごとの料金は、公式の料金ページで確認する
期間 平均して3〜7営業日。状況によっては長くなる場合があり、7営業日以上かかる見込みの時は別途連絡するとしている
支払いと返却 往復送料・代引き手数料・梱包資材は無料。修理料金は、返却時のクロネコヤマト代金引換で支払う
営業日 営業時間は10:00〜19:00。土日祝日は定休日で、お問い合わせを含むすべての業務が休みになる

復旧率や成功件数について、この記事では数字を紹介しません。公式サイトには「高い復旧率」という表現がありますが、その定義(どの症状を、どの期間で、何を成功とするか)は、確認したページには書かれていませんでした(未確認)。申し込む前に、成功の基準を問い合わせて確認するのが安全です。

依頼する前に知っておきたい条件

FIREBIRDのFAQには、次の条件が書かれています。復旧サービス全般に当てはまる確認点でもあります。

  • パスコード:パスコードが不明な場合は、復旧作業に成功しても端末内のデータにアクセスできないため、データ復旧はできない。パスコードが分かる状態で依頼する
  • 初期化・削除:初期化された端末や、削除されたデータの復旧は、機械の仕様上できない。削除した写真は、先に説明した「最近削除した項目」で確認する
  • 返ってくるデータ:復旧結果によって異なる。本体が起動した状態で返却できた場合は、自分でバックアップを取得できる。起動しないがデータだけ取り出せた場合は、暗号化バックアップの対象になるデータ(写真・動画、メモ、連絡先、ボイスメモなど)が取り出せるとしている
  • LINEのトーク履歴:端末が起動した状態での引き継ぎ操作が必要なため、状況によって対応できるかが変わる。調査後に案内される
  • 他店で断られた端末:依頼はできる。ただし、症状によっては同じ結果になる場合もある、と書かれている
  • SIMカード:抜いた状態で送ることをすすめている

データは個人の写真や連絡先を含むため、送る前に、バックアップの有無と、パスコードを控えているかを確認します。録画用HDDなど、スマホ以外の機器のデータが読めない場合の考え方は、録画用HDD・レコーダーのデータが読めない時にやることで説明しています。

申し込む前の確認リスト

  1. 「最近削除した項目」「非表示」「iCloud.com」を確認したか
  2. iCloudバックアップ、またはパソコンのバックアップがあるか。日付は目的のデータより新しいか
  3. 端末を初期化していないか。パスコードは分かるか
  4. 復旧できなかった場合に必要な費用(調査費など)と、支払い方法を確認したか
  5. 期間と営業日(土日祝日の扱い)を確認したか。急ぎの場合は、その旨を問い合わせたか
  6. 「成功」の基準と、返ってくるデータの形(端末ごとか、データのみか)を確認したか

まとめ

  • 写真や動画が消えた時は、「最近削除した項目」(30日間)、「非表示」、iCloud写真、共有ライブラリの順に確認する
  • 起動しない時は、充電、強制再起動の順に試す。初期化や復元は、バックアップを確認してから行う
  • バックアップは、iCloudとパソコンの両方を確認する。日付が目的のデータより新しいかを見る
  • 復旧サービスは、対象の症状、依頼方法、復旧できなかった場合の費用、日数、パスコードの条件を比べて選ぶ。復旧率の数字は、定義が書かれていなければ判断材料にしない