4K8K衛星放送を見るには、4K8K衛星放送に対応した受信機(テレビやチューナー)が必要です。総務省によると、4K8K衛星放送は、BSデジタルハイビジョン(2K)とは異なる規格で放送されており、対応する受信機には新しい CAS(ACASチップ)が使われています。さらに、新しい放送波(左旋)の放送も見る場合は、アンテナや分配器などの交換が必要になります。
この記事では、総務省の「4K放送・8K放送 情報サイト」にもとづいて、4K8K衛星放送の受信に必要なものと、機器の交換が必要になる場合、4Kテレビを買う時の確認項目をまとめます。
(確認元:総務省「4K放送・8K放送 情報サイト|受信に必要なもの」。確認日:2026年10月6日)
受信に必要なもの
| 必要なもの | 総務省の説明 |
|---|---|
| 対応する受信機 | 4K8K衛星放送の新しい規格に対応した受信機(テレビ、チューナーなど)。受信機には、新たな CAS(ACASチップ)が使われている |
| アンテナ・配線 | 機器や施工の状況によっては、4K8K衛星放送対応のアンテナへの交換や、分配器・分波器・ブースター・ケーブルなどの交換が必要になる場合がある |
右旋と左旋:どの放送を見たいかで準備が変わる
4K8K衛星放送は、BS・110度CS放送で従来使われている放送波(右旋円偏波)と、新しい放送波(左旋円偏波)で提供されています。
| 見たい放送 | 必要な準備(総務省の説明) |
|---|---|
| 右旋の4K放送のみ | 機器の交換が不要な場合もある。ただし、今の BS 放送の全チャンネルを受信できていない場合など、機器や配線の交換が必要なことがある |
| 左旋の放送も見る | 左旋に対応していない BS・110度CSアンテナは交換が必要。左旋の信号は高い周波数(2.2GHz〜3.2GHz)で宅内を伝送されるため、3224MHz に対応していない混合器・ブースター・分配器・同軸ケーブル・壁面端子なども交換が必要な場合がある |
総務省は、古いブースターや分配器、むき出しの同軸ケーブルなどがあると、電波が外部に漏れて無線 LAN などに妨害を与えることがあり、適切な機器の使用や工事が必要だと注意しています。アンテナや配線の工事は、専門の業者に相談してください。
4Kテレビを買う時の確認項目
総務省は、4Kサービスには4K8K衛星放送のほかに、東経124/128度CS放送、IPTV、ケーブルテレビ(セットトップボックスが必要)、インターネットの4K配信があり、市販の4Kテレビで見られるサービスはメーカーや機種によって違うと説明しています。購入の時は、次の点を確認します。
- 見たい4Kサービスの受信機能(チューナー)が内蔵されているか
- 4K8K衛星放送のチューナーの数(録画しながら別の番組を見る場合など)
- 自宅のアンテナが左旋に対応しているか(左旋の放送を見る場合)
- インターネットの4K配信を見る場合は、対応する配信サービスのアプリがあるか
衛星放送の有料チャンネルの契約の方法は、スポーツや映画をテレビで見る方法|WOWOWとスカパー!の見方と契約の違いにまとめています。従来の BS 放送で使う B-CAS カードについては、B-CASカードの役割で説明しています。
まとめ
- 4K8K衛星放送は、従来の BS ハイビジョンと異なる規格。対応する受信機(ACASチップ搭載)が必要
- 右旋の4K放送だけなら機器の交換が不要な場合もある。左旋の放送も見るなら、アンテナや分配器などの交換が必要
- 古い機器や配線から電波が漏れると、無線 LAN などに影響することがある。工事は専門の業者に相談する
- 4Kテレビは、見たいサービスのチューナーが内蔵されているかを確認して選ぶ


