海外で買ったブルーレイやDVDが国内のプレーヤーで映らない時は、ディスクと再生機器の「リージョンコード」と「カラーテレビ方式」が一致しているかを最初に確認します。日本向けの機器は、DVDがリージョン2(またはALL)、ブルーレイがA(またはABC)を再生できる、とソニーとパナソニックが案内しています。他のメーカーは今回未確認です。
この記事では、リージョンコードの仕組み、DVDとブルーレイで見る点の違い、再生できない時の確認の順番をまとめます。
(確認元:ソニー「海外で購入した(海外仕様)DVD-ROMやBD-ROMの再生はできますか?」「…が再生できない」(サポートページ。最終更新 2025年3月6日・2月14日)、パナソニック「ブルーレイディスクプレイヤー 注意事項」「注意事項(ディーガ共通)」、ソニー・ミュージックエンタテインメント「ブルーレイディスクについて」。確認日:2026年10月29日。取得できたのはこの2社とソニー・ミュージックの資料のみで、他のメーカーの案内は未確認です。個別の機器の対応は、お使いの機種の説明書と各メーカーのサポートページで確認してください)
リージョンコードとカラーテレビ方式とは
ソニーのサポートページは、リージョンコード(地域コード)とカラーテレビ方式は、ソフト(DVD・ブルーレイ)と再生機器の双方に設けられていて、互いのコードと方式が合わないと映像を再生できない、と説明しています。これらの制限は、ソフトの制作・販売元が、映像の内容を視聴できる国や時期をコントロールするために設けられている、という説明です。
パナソニックの注意事項も同じ内容で、国(発売地域)ごとに割り当てられたリージョン番号がディスクに表示されている場合、ディスクと本機のリージョン番号が一致しないと再生できない、と書かれています。ソニー・ミュージックのFAQには、日本市場向けのブルーレイディスクには「A」と示されている、とあります。
つまり、条件は2つあります。
- リージョンコード:ディスクの地域の区分
- カラーテレビ方式:映像信号の方式(NTSC・PAL・SECAMなど)。日本はNTSCです
DVDとブルーレイで見る点
ソニーのサポートページ(国内向けのブルーレイレコーダー/プレーヤーの案内)では、再生できる条件を次のように示しています。
| ディスク | 再生できる表示 | 再生できない例 |
|---|---|---|
| DVD-ROM | リージョンコードが「ALL」か「2」で、カラーテレビ方式が「NTSC」か「日本向け」 | リージョンコードが「ALL」か「2」でも、方式が「PAL」「SECAM」のもの |
| BD-ROM(ブルーレイ) | リージョンコードが「ABC」か「A」、または「日本向け」 | それ以外のリージョンコードのもの |
パナソニックのブルーレイプレイヤー/ディーガの注意事項も同じ条件で、本機のリージョン番号はブルーレイが「A」、DVDが「2」です。再生できないディスクとして、リージョン番号「A」以外のブルーレイ、リージョン番号「2」「ALL」以外のDVD-VIDEO、PAL方式で記録されたディスクなどが挙げられています。これらの表示は、ディスクのパッケージなどに印字されています(ソニー)。
ソニーの世界分布の表では、DVDのリージョン1は北米・ハワイ・グアム、リージョン2は日本・グリーンランド(NTSC)や西欧・中近東(PAL)などです。ブルーレイのAは日本・韓国・北中米・東南アジアなど、Bはアフリカ・欧州連合・中近東・オーストラリアなど、Cは中国・ロシアなどに割り当てられています。ヨーロッパ向けのDVDは、リージョンコードが「2」でもPAL方式のものは、日本の機器では再生できません。
ブルーレイには、もう一つ注意があります。ソニーは、リージョンコードが「ABC」や「A」と書かれていても、海外向けに販売されているBD-ROMには日本向けと違う方式で記録されているものがあり、再生できない場合がある、と注記しています。リージョンの表示が合っていても、再生できると約束されたことにはなりません。
再生できない時の確認の順番
- ディスクのパッケージの表示を読む:DVDなら、リージョンコード(2またはALL)とカラーテレビ方式(NTSCまたは日本向け)。ブルーレイなら、A、ABC、または日本向けの表記を探します
- 再生機器の側を調べる:機器の説明書やメーカーのサポートページで、その機種のリージョンコードを確認します。パナソニックのように、機器側のリージョン番号が明記されているメーカーもあります
- DVDかブルーレイかを分けて考える:ブルーレイは映ってもDVDは映らない、という場合も考えられます(一般的な推測です)。リージョンの区分がDVDとブルーレイで別に定められており、ソニーの案内も別の表で示しているためです
- 表示が合っているのに映らない時:ソニー・ミュージックのFAQは、ディスクの記録面のキズ・指紋・ほこりが原因になる場合があり、柔らかい布で中心から外側へ放射状に拭く方法を挙げています。プレーヤーのレンズが汚れている場合も同様の症状になるとされています。ソニーは、レコーダーを再起動すると改善する場合があるとも案内しています
- それでも改善しない時:機器の故障の可能性もあります。メーカーの修理窓口へ相談します
リージョンコードを書き換える方法は、この記事では扱いません。機器の保証や使い方に影響する場合があるため、説明書の案内に従ってください。
商品を選ぶ時の注意
商品説明に「リージョンフリー」と書かれていても、何がフリーなのか(DVDだけか、ブルーレイもか)、カラーテレビ方式(PALなど)にも対応するのかは、書き方で変わります。ソニーの案内では、「ALL」のディスクでもカラーテレビ方式が違うと再生できないとされています。リージョンと映像方式は別の条件ですので、商品ページで、それぞれの記載を探します。見当たらない場合は「未確認」として、購入先に問い合わせます。
DVDとブルーレイの違いはDVDとブルーレイの違い、映画を借りて見る方法は映画を自宅で見る方法|宅配レンタルと動画配信の違いで説明しています。
関連する機器の記事
プレーヤーの仕様欄で、対応するディスクの種類とリージョンの記載を確認してください。
まとめ
- 再生には、リージョンコードとカラーテレビ方式の両方が機器に合っている必要がある(ソニー、パナソニック)
- 国内向けの機器の例:DVDは「2」か「ALL」でNTSC、ブルーレイは「A」か「ABC」(ソニー)。パナソニックの機器も、DVDは2、ブルーレイはAと明記
- 海外向けのBDは、リージョンの表示が合っていても再生できない場合がある(ソニーの注記)
- 「リージョンフリー」の表記は、何に対応するのかを商品ページで確認する


